【観光】竹原市のご紹介

今回は竹原市についてご紹介します。
竹原市は、広島県の東側(岡山側)に位置し、「安芸の小京都」とも呼ばれる古くから栄えた閑雅な町並みを今に伝える町です。
アクセスは広島駅からJR呉線、芸陽バス「かぐや姫号」で、いずれも竹原駅まで1時間10分ほど。
町中には、江戸時代後期そのままの武家屋敷やお寺が今も残されており、「町並み保存地区」として歴史的建造物が保存され、一部の建物は中まで見学することもできます。
また『日本外史』を著した江戸時代の儒学者、頼山陽(1780~1832)所縁の町としても知られ、市内には頼山陽の叔父である頼春風(1735~1825)の旧居、その養子である小園の旧居がそれぞれ重要文化財「春風館」、「復古館」として江戸時代そのままの趣で建っています(内部非公開)。

名産品は、竹工芸品や地元酒造の地酒、近くに本社があるアヲハタのジャムなど。これらは町内の道の駅などにお土産物として並べられています。

ですが、今はやはりアニメ「たまゆら」シリーズの聖地(舞台)として記憶していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
「たまゆら」シリーズは、竹原市を舞台に、写真を撮るのが趣味の女子高生・楓(ふう)と3人のクラスメイトの少女たちを中心として、彼女たちと周囲の人びととのかかわりをほんわかした雰囲気の中で綴ったハートフルなアニメ作品です。
2010年にOVA作品「たまゆら」として4話分が公開された後、翌年にはTVシリーズ第1期「たまゆら ~hitotose~」として12話(ほかにTV未放映分1話)が放映されています。

さらに2013年夏にはTVシリーズ第2期が放映されることも発表されており、2期のタイトルは「たまゆら ~もあぐれっしぶ~」になりました。
「たまゆら」シリーズ(以下「たまゆら」)では、竹原市内に実在する写真館や町家、「町並み保存地区」、竹原周辺の大崎下島や、風光明媚な瀬戸内の海といった、地元の建物や自然が、舞台として存分に生かされながら、深く物語にもかかわって登場してきます。

舞台もさることながら、等身大の姿でいきいきと活躍するキャラクターたちも印象的です。
主人公の楓のあだ名は「ぽって」、どこかぽてぽてとした動きのおっとりとした少女。
父の愛機だったフィルム式カメラ(ローライ35)で写真を撮るのが趣味であり、憧れの写真家・志保美りほの背中を見詰めながら、身近な友人たちや瀬戸内の自然をレンズに収めています。
そんな楓のクラスメイトたちが、賑やかで面倒見のよいのりえ、クールで繊細な薫、はにかみ屋だけれど好奇心旺盛な麻音。
物語では、伝統ある竹原の町の中で、4人の少女たちが表情豊かに、穏やかだけれどとどまることのない日々を過ごしているようすが綴られていきます。

以下は写真とともに物語に登場した竹原周辺の場所やイベントを挙げていきますね。

①「町並み保存地区」


「町並み保存地区」(竹原市重要伝統的建造物群保存地区)には、江戸時代から明治、大正ごろに掛けての建造物が保存され、趣ある町並みを作り出しています。
多くの屋敷に見られる細い塗格子は、この地が平安時代に京都下鴨神社の荘園だったこともあり、どこか京都風の柔らかな雰囲気。一方、引き締まって落ち着いた木造家屋の作りからは、江戸時代の町家の静かな暮らしを窺い知ることができるようです。
アニメでは、楓の祖母と母が営業する「カフェ たまゆら」が「町並み保存地区」内の店として登場するほか、本町通りの町並みがしばしば登場します。
「西方寺」、「お抱え地蔵」、「旧笠井邸」など地区周辺の名所も舞台として多く現れますよ。

なお「カフェ たまゆら」のモデルになった「茶房 ゆかり」さんの営業日は週末のみとのことですので、お越しになる方は曜日にご留意ください。

②朝日山
竹原駅から車で約20分のところにある標高454メートルの山です。
OVAの第4話「それはあの日のこと、なので」で、薫の姉さよみに連れられた楓たちが訪ねていました。
見晴らしがよい日には頂上の展望台から瀬戸内の海と島々を一望することができます。

③大崎下島


竹原港からフェリーで30分のところにあるミカン畑やレモン畑の広がる島です。

特産の大長みかんは島内のあちこちに畑があります。訪れた方はお土産店や無人販売所で探してみては。
アニメでは楓の祖父が時計を修理に出した時計店、麻音の実家の旅館「のどか亭」のある島として登場します。

時計店は島内の実在のお店がモデル。古い時計の修理部品の在庫が豊富で、現在も世界中から修理の依頼があるという有名なお店です。

ほかには、麻音が第11話で朗読会を行ったレトロな劇場「乙女座」や、江戸時代の町並みの残る「御手洗町並み保存地区」などがこの島にあります。

④[イベント] たけはら憧憬の路


毎年10月下旬に開催されるイベント。アニメでは第7話「竹灯りの約束、なので」に登場しました。
「町並み保存地区」などが竹筒入りのろうそくや、竹のアーチでライトアップされ、幻想的な灯りのうちに古くからの家並みが浮かび上がります。
夏の「こいこん」とは少し時期が違いますが、地元の方や、広島再訪のご予定のある方は、参加されてみてはいかがでしょうか。

 

いきいきとした表情を見せる瀬戸内の海と、伝統的な趣ある建物が息づく竹原周辺は、散策にとてもよい町ですよ。
もちろん「たまゆら」で竹原を知ったという方には舞台探訪という楽しみ方もあります。

安芸の小京都、竹原のご紹介でした。

カテゴリー 広島名物, 観光
投稿者 non-non

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